日本の音楽を知ることから、伝統芸能を楽しむのもひとつのきっかけ!

三味線、尺八、琵琶、琴、鼓、太鼓、笛などで奏でる音楽って現代の生活の中では縁遠くなっているように思います。小さい時の習い事にはピアノやバイオリン、フルートなどをしている人が多かったですし、音楽もロック、ヒップホップ、ジャズやらと外国の音楽を聞くことが圧倒的に多くなっています。

「おしゃれじゃない」「眠くなる」「なにを歌ってるかよく分からない」…と思っていたり、「いやいや、聞いたこともない」という人もいるかも…。ビートを刻むようなリズムではないし、真似をして歌おうとするのも難しいし。でもそれは外国の音楽とか普段聞き慣れている音楽と比べるからそう思ってしまうのかも。

「日本音楽のなぜ?」 竹内道敬 放送大学叢書
「全く別のジャンルの音楽」なのですから、まずは知ってみようー!なぜメロディーがないの?なぜ何を言ってるかわからないの?なぜ語尾を震わせないの?などなど、素朴な疑問に答えてくれながらも、日本音楽の歴史や背景も書かれていて読みやすい本でした。

日本は言霊の国です。古代、言葉には不思議な霊力が宿っていて、その力が働いて言葉通りのことが起きると信じられていました。日本にはその伝承が生きていましたから、音楽・芸能でもっとも大切にされてきたのが言葉でした。

〜「日本音楽のなぜ?」より引用〜

雅楽は1300年以上、能楽は600年以上、三味線音楽は400年以上の歴史があるそうで、今も聴くことが出来るって改めて考えると凄いことですよね!
これからも伝統音楽・伝統芸能を楽しんでいきたいです♪

 

上方舞の伴奏にもなる、三味線音楽“地唄”が大好きです!

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miwako iai

大阪出身八尾市在住。デザイン事務所や広告代理店を経て、今は家業を手伝いながら好きな“きもの”もお仕事にしています。洋服も好きだから、きもの&洋服ライフを楽しむ日々。日本舞踊を15年お稽古したり、伝統芸能にも興味あり。日本の美しさを大切にしていきたいです。